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2022.11.10
家づくりについて
上村工建よもやま話「長く続くお付き合い」
こんにちは! 上村工建の上村です。 先日、弊社スタッフがお客さまと土地探しのため、あるエリアに行ったときのことです。 その日は建築家の村山先生にもご一緒頂いていたのですが、当該エリアには、たまたま村山先生が数年前に設計を担当された住宅がありました。 (なお、村山先生は弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場頂いた先生です。よろしければ是非そちらもチェックしてみてくださいね! >>村山先生のインタビュー記事を読む) 「お元気にされているかな?」と、思いつきでご挨拶に寄ってみたところ、ちょうどご在宅で「是非お茶でも飲んでいって!」とお宅に招き入れてくださいました。 ご自宅が完成して数年経った今でも身内のように気軽にご対応いただけて、なんだかとても嬉しくなりました。 弊社のお施主様の中には、お子さま、お孫さんの代でも家づくりのご依頼をしてくださる方が複数おられます。 また、定期的なメンテナンスやリフォームなどでお付き合いが続いた結果、ご自宅を建築した当時は小学生だったお子さまが大学生や社会人になられるまで成長を見守った…なんてことも珍しくありません。 お引渡しが終わった途端、それまですごく頻繁にあったやりとりがパタリと途絶えてしまうのは、実は私たちにとっては寂しくもあります。 とはいえ、不具合やメンテナンスなどのご連絡をいただいたわけでもないのに、こちらからあまりに頻繁にご連絡するのも少々気が引けてしまうところ…。 ですので年末にカレンダーを持ってご挨拶に伺ったり、年賀状のやり取りをさせていただくこれからの季節は、ご無沙汰しているお客さまと久々に交流出来る楽しみな時期です。 お忙しい時期とは思いますが、その際はぜひ近況などをゆっくりと聞かせていただければ幸いです。
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2022.11.08
家づくりについて
私達は土地柄まで含めたライフスタイルをご提案します【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、家づくりは「建てて終わり」ではなく、むしろそこからが始まりで、特に地域社会にうまく溶け込んでいくことは新生活をスタートさせる上で非常に重要なこと、というお話をご紹介しました。 ■「お邪魔します。教えてくださいね」という謙虚な姿勢が重要 前回の記事でもご紹介した通り、地域のつながりやコミュニティがしっかりと確立している地域はまだまだあります。 そういった土地柄のエリアで家を建てる場合は、建築家の先生や弊社の主導で地域住民との協議会を行うこともあります。 よく知った人ばかりの地元に、突然全く知らない人が引っ越してくる、となれば「どんな人が来るのか…」と心配になる地域住民の方の気持ちもわかりますよね。 協議会を行うことで、そうした不安や疑問としっかり向き合い、結果としてお施主様ご一家がスムーズに地域に溶け込めるようサポートするのも私たちの仕事です。 ■その地域ならではの神事や風習も… ご近所付き合いだけでなく、その地域ならではの神事やしきたりなども未だにたくさんあります。 他の土地の人から見ると「なんだろう?」と思うようなことでも、地元の方にとってはとても大切、ということもよくあること。 そういう下調べも、土地を購入する時には重要です。 ■土地柄まで含めたライフスタイルのご提案 弊社では「とにかく何でもいいから家を建てて、建てればそれで終わり」というようなご提案はいたしません。 その土地柄まで含めて、住まい方・暮らし方をご提案します。 どんなことでもまずはお気軽にご相談下さいませ。
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2022.11.03
家づくりについて
私達は土地柄まで含めたライフスタイルをご提案します【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 みなさまはマイホーム計画のゴールは、どこにあると思われますか? 実はマイホーム計画は「家を建てたら終わり」ではありません。むしろ家が完成してからが本当のスタートなんです。 特に近隣住民と良い関係を築き、地域に馴染むことが出来るかどうかは、新しい土地で新生活をスタートさせるうえで非常に重要なことです。 弊社では、そうした「住み始めてからのサポート」も視野に入れた家づくりをご提案させていただいています。 ■花壇の花が交流のきっかけに… あるお施主様は、ご自宅のお庭に四季折々の花が咲く、美しい花壇を設けられました。 季節ごとに色とりどりの花が咲くその花壇の様子を、ご近所の方も楽しみにされているとのことで、お施主様からは「花壇が近隣の方々との交流のきっかけになった」と喜んでいただきました。 ■近隣住民との協議会を行うことも 最近では少なくなりましたが、新築住宅を建てるにあたって、近隣の住民の方々との協議会を開くこともあります。 「隣の家に住んでいる人の顔も知らない」ということも珍しくない今の世の中ですが、その一方で、地方では地域のつながりやコミュニティがしっかりと確立されている土地もまだまだあります。 >>【後編】へ続く
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2022.10.27
家づくりについて
施工事例「一志の家」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回に引き続き今回も施工事例「一志の家」をご紹介します。 こちらは弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場いただいている建築家・向井一規先生による設計です。 ■そこに住む人が快適に暮らせるのが一番! 「一志の家」は、ほぼ平屋でありながらトイレが2箇所設置されています。 これは、将来的に奥様のお母様が同居された時や、奥様のお友達が遊びに来てくれた時などに、ご主人が気兼ねなくトイレを使えるように…という向井先生の配慮からこういった設計になりました。 平屋にトイレが2箇所と言うと、 「トイレなんて各階に一箇所で十分では?」 と思う人もいるかもしれません。しかしそうした一般論や「他の人がどう思うか」は、建築家との家づくりには関係ありません。 住んでいる人が心地よく暮らせること。これが一番重要です。 建築家インタビューでも、向井先生は「人によって生活スタイルがあり、暮らし方は十人十色。そして建築家が設計する家は、そうしたひとつひとつの家族に合わせて作っていくオーダーメイド」とおっしゃっています。 固定観念や常識に囚われない、その家族ならではの家づくりは建築家住宅の醍醐味です。 「自分だけの家を建てたい」 「こだわりの家づくりをしたい」 そんな方はぜひ弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。 一緒に夢を実現しましょう!
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2022.10.25
家づくりについて
施工事例「一志の家」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介する施工事例は、弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場いただいている建築家・向井一規先生による設計です。 ■「この先生しかいない」! 「一志の家」のお施主様は、向井先生設計のお宅(HDFの家)を見学に行き、その帰路ではもう「向井先生にお願いしよう」と決められていたそうです。 ■外の空気を味わいながらも家の中で安全に遊べる半外スペース こちらのお宅の大きな特徴は、なんといってもお子さまが家の中で安全に過ごしながらも、外の空気を味わえる半外スペースです。 ご両親のお仕事が多忙で、お子さまをなかなか外遊びに連れて行けない…という背景から、向井先生が提案をされました。 キッチンと寝室の間に設けられたデッキは、2室の扉を閉めてしまえば屋根の下とはいえほぼ「外」。かといって外から丸見えではなくプライベートも確保されています。 中庭ならぬ中ウッドデッキとも言える遊び心あふれる空間です。 ■固定観念に縛られることのない建築家の家づくり 家づくりにおける固定観念にとらわれている人は、意外にたくさんいらっしゃいます。 「4人家族なら4LDKでなければならない」 「平屋住宅なら2箇所以上のトイレは無駄」 「どの部屋も日当たりが良くないといけない」 これらはすべて思い込み。 心地よいかたちは各家庭によって異なります。 この「一志の家」も、まさにそんな固定観念を覆す家。 後編も、そんなこの家ならではの家づくりをご紹介予定です。どうぞお楽しみに!
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2022.10.20
家づくりについて
施工事例「hasuの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家住宅は、一軒一軒がお施主様のために完全オリジナルで建てられる住宅です。 そのため個性豊かで遊び心に富んだ素敵なお宅がたくさんあります。 今回はそんな素敵なお宅の中から2016年4月竣工の「hasu─斜─の家」をご紹介したいと思います。 ■限られたスペースを最大限有効活用するさまざまな工夫 「hasu─斜─の家」には、限られたスペースを最大限有効に活用すべく、さまざまな工夫が凝らされています。 中でも特に目を引くのが、ブーメラン型の大きなダイニングテーブル。 こちらのお宅には3人の娘さんがいらっしゃるのですが、その三姉妹がゆったりと並んで席につけるよう工夫された建築家オリジナルのテーブルです。 三方に広がるこちらの3つのスペースは、三姉妹それぞれのためのスペース。 真ん中は共有部分となっており、スキップフロアで高さを変えることにより空間を区切っていますが、娘さんのご成長に合わせて将来は間仕切りもつけられるようになっています。 ■今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定 「hasu─斜─の家」、いかがでしたか? 今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定です。ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.10.18
家づくりについて
「家づくりは家庭によって必要なものが全然違う」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 住宅の設備・機能は日々進歩を続けており、どんどん便利になってきています。 しかし、なんでもかんでも楽で便利ならそれで良い、というわけではありません。 前回の記事では、あえて段差を設ける高齢者施設を例に「本当に必要な住宅の設備や機能は、各家庭よって異なる」というお話をご紹介しました。 後編である今回は、子育て世代の家づくりにおいて「あえて使わない」という選択をされることが多い設備をご紹介します。 ■トイレを流せない子にしないため 近頃は自分でレバーを押したり回したりしなくても、使用後に自動で水が流れるトイレを目にする機会が増えました。 この機能があれば、単純にトイレを流すという一つの手間が減り、流し忘れで後から入った家族が嫌な思いをすることもありません。とても便利な機能です。 しかし、子育て中、もしくはこれから子育てされるご家庭では、あえてこの機能は付けない、という選択をされるお施主様が一定数おられます。 トイレを自分で流さないのが当たり前の環境で育つと、自宅以外のトイレを使った時、きちんと流さないまま出てしまうというマナー違反を、無自覚に犯してしまうリスクが大きくなるからです。 またセンサーで反応する水道も、蛇口を閉めず水を出しっぱなしにしてしまう習慣がついてしまうため、子育て中は避ける方が多いです。 これから成長する世代、少しでも衰えを防ぎたい世代など、住む人によって住宅に必要な設備・機能は本当にさまざまですよね。 この情報がこれから家づくりをされる方の一助となれば幸いです。
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2022.10.13
家づくりについて
「家づくりは家庭によって必要なものが全然違う」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 みなさまもご存知の通り、住宅の設備は日々進歩を続けており、どんどん便利になってきています。 使用後、勝手に水を流してくれるトイレや、センサーで反応する水道、大量の洗い物を勝手に洗ってくれる食洗機、自宅で転倒の心配などがないバリアフリー。 どれも便利で素晴らしい機能ではありますが、これらが全てのご家庭にとって必要かというと実はそうでもありません。むしろ、その便利さゆえに適さないという例もあります。 ■あえて段差を作る高齢者施設 高齢の方にとって転倒は大きなリスクのひとつです。転倒・骨折によって寝たきりになってしまうこともあります。 そして高齢者の転倒事故の半数は、住み慣れた自宅内で起こっています。 そうした事態を受けてバリアフリー住宅が広まる一方で、あえて段差、坂、階段(手すり付き)を作っている高齢者施設もあります。 これは足腰を鍛え、自分で段差を上り下りできるという自信や意欲を持ってもらうことが、結果として高齢者の健康寿命を延ばすことにもつながる、という考えによるものです。 もちろん、バリアフリーと段差ありで、どちらが正しい、間違っているということではありません。 一言で高齢者と言っても、60代なのか90代なのか、持病があるのかないのか、車椅子を使用するのかしないのか、などによって状況は全く変わるからです。 単純に高齢者の住宅、イコールバリアフリーではなく、やはりその人に合わせた家づくりが必要です。 >>【後編】へ続く
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2022.10.11
家づくりについて
「ホントの希望、教えてください」
こんにちは! 上村工建の上村です。 突然ですが、みなさまは初対面の人、または数回会っただけの人に、どれぐらいプライベートなことを話せますか? おそらく「何でも気兼ねなく話せるよ」という方は、ほとんどおられないのではないでしょうか。 実は家づくりの現場でも同じで、本当の希望、本当の予算などについて最初から全てをオープンに出来るお施主様は、ほとんどいらっしゃいません。 仮にご夫婦のどちらか一方が本音を話しておられても、もう片方が遠慮して本当の希望を言えていない…ということもよくあります。 また、言葉では「予算内に収まっていればそれで良い」「予算ありき」とおっしゃっていても、本当はその方ならではのこだわりポイントがあるものです。 そのこだわりを実現することこそが建築家と共に建てる家の価値であり、上村工建の家づくりの起点でもあります。 ■家づくりとはライフスタイルづくり 家を建てるということは、その家族の人生やライフスタイルをつくるということだと私たちは考えています。 だからこそヒアリングは丁寧に時間をかけて行います。 ヒアリング内容をもとに、建築家の先生と認識を共有するため、建築家と工務店だけの打ち合わせ時間などもしっかりと設けています。 長い住宅ローンを払って建てるのですから、帰宅する度「この家を建ててよかった」と思えるような、ときめきのある家にしなくてはなりません。 だからとにかく、今どんな風に暮らしていて、将来はどんな風に暮らしたいのか? 何が好きで何が嫌いか? その家でしたいことはどんなことか? 集めているものは何か? どんなことでも私たちに教えてください。 遠慮などはなさらないでくださいね! たとえ予算の関係で諦めなければならないことが出てきたとしても、とことん検討した上で取捨選択を行なえば、納得出来る形が見つかるはずです。 実際に弊社では、数年かけてプランニングした事例なども多数あります。 家づくりで叶えたい夢をお持ちの方、建築家との家づくりにご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
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2022.10.06
家づくりについて
上村工建の家づくり奮闘記「駐車スペースの確保は毎度苦労の連続」
こんにちは! 上村工建の上村です。 私たちの地元・三重県は県の面積の65%を森林が占めるという自然豊かな土地───つまりは、田舎です。 こういう田舎では車がないと生活が成り立たないため、一家に1台どころか2台3台と自家用車があるお宅も珍しくありません。 家づくりも当然、たっぷりとした駐車スペースありきで進めることになります。 ■駐車場の確保はいつも大変! 田舎の場合、敷地は広くてもそのひとつの敷地内に親の家、子の家、孫の家と複数の家が建つことがよくあります。 そして前述の通り、各世代ごとに駐車場も複数台分必要。 建ぺい率もあるので、限られた面積をいかに有効活用するかは、毎回悩みどころです。 また、田舎の土地は前面道路がすごく狭いことが多く、入り口が1mもない…なんてことも。 ただ、「そんなに出入りが難しい土地なら住んでいる人にとっても、さぞ大変だろう」と思いきや、長年住んでいると不思議と慣れるようで、地元の人はそういった道も難なく運転されているんですよね。 ■難しい土地だからこそ建築家の手腕が光る 四角く綺麗に造成された土地とは違う、難しい敷地での家づくりは、一般的なハウスメーカーでは敬遠されることもあります。 しかし建築家と共に建てる上村工建の家なら、お施主様のご要望や土地の特性に合わせた「自分だけの家作り」が可能です。 ご興味のある方はぜひお気軽にご相談下さいませ。
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