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2020.12.08

建築家インタビュー「長尾健先生編1」

建築家インタビュー

こんにちは! 上村工建の上村です。

今回からまた大人気「建築家インタビューシリーズ」をお届けします!

ご登場いただくのは、神戸を拠点に活動されている建築家・長尾健先生です。

日本家屋・ナチュラル系住宅・リフォーム、なんでもござれの長尾先生に、建築家としてのルーツをお伺いしました。

 

多くの建築家の中で一人異彩を放っていた師匠からの、大きな影響

───長尾先生の専門分野、得意分野について教えてください。

自分からそうしたわけではないのですが、近年は古民家の改修に関する案件が多いように思いますね。

建築家というのは割と新しいもの好きな人が多く、「え!? イマドキ瓦を使うの!?」と驚く人も中にはいますが、私は古い建物を直すのも好きだし、瓦を使ったりすることに抵抗がないので、自然とそうなったのかもしれません。

───古民家などの日本古来の建築が好きになった、キッカケのようなものはあるんですか?

おそらく師匠の影響ですね。

1987年ごろ、当時私はまだ大学一年で、それほど意識の高い学生ではなかったのですが、夏休みにたまたま「関西の建築家の50人展」という建築展を見たんです。

その中で、一人異彩を放っていたのが師匠でした。いるか設計集団の重村力(しげむらつとむ)という先生です。

当時はバブル期で、とにかく新しいもの、モダンなものを、皆が競うように作っていました。そんな中、重村先生だけが瓦葺きの建物パネルを展示していて、強烈な印象が残ったんです。

あとから人に聞いて「神戸大学で建築を学ぶなら重村先生の研究室に行かなきゃダメ」というくらい凄い先生だったことを知りました。

───今でも重村先生とはご交流が?

2年前、「美馬市立脇町図書館」のリノベーションをするにあたって、お声を掛けて頂き、重村先生とコラボさせて頂く機会がありました。

「うだつの街並み」として知られる歴史ある脇町に馴染む、蔵のような外観の図書館です。ご一緒できて嬉しかったです。

重村先生の下で学んださまざまなことが、すべて今に繋がっているんだなと実感しました。

 

次回も引き続き長尾先生のインタビューをお届けします

建築家・長尾健先生のインタビュー記事第一弾、いかがでしたか?

次回も引き続き、長尾先生のインタビューをお届けする予定です。どうぞお楽しみに!

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