Blog

ブログ

2020.04.30

施工事例「伊勢の家」(後編)

家づくりについて

こんにちは! 上村工建の上村です。

今回も前回同様、施工事例「伊勢の家」についてご紹介していきます。

■土地の一部が「がけ条例」で使えない!? 不利な条件をクリアした建築家の手腕

実はこの「伊勢の家」が建つ土地は、一部が三重県の「がけ条例」に該当する条件の土地でした。

《一口メモ》がけ条例とは?
がけ条例とは、当該敷地が高さ二メートルを超えるがけ(こう配が三十度を超える傾斜地)に近接する場合には、がけの高さの二倍以上の水平距離を保たなければならない、という条例です。つまり、2メートルの崖の下に家を建てるなら、崖から4m離して建てなくてはならないということ。

がけ条例に該当する土地では、建物を建てられない部分が出てきます。そのため規格が決まったハウスメーカーの家では配置が難しく、家の快適さが損なわれてしまうことも珍しくありません。

しかし、そうした難しい条件の土地でも独自の設計で快適な家を建てることができるのが建築家の手腕です。

がけ条例に該当する敷地部分を広々としたウッドデッキにすることで、かえってLDKが開放的で素敵に仕上がりました。

■土地を買う前に建築家に相談できるのは大きなメリット

中には、購入後にその土地が「がけ条例」に該当する土地であることが分かり、トラブルになる例などもネットなどでは散見されます。しかし、一般の人が建築基準法を隅から隅まで把握して契約に臨むのは難しいですよね。

この案件では、土地購入の前に「この土地に家を建てられるかどうか?」という確認を、建築家が実際に現地で確認しています。

きちんと専門家と相談した上で、より良い土地の活かし方、選び方ができる。これは大きな安心であり、メリットです。お客さまには、土地購入の前にはぜひ弊社にご相談いただきたいと思います。

■施工事例は今後も随時配信予定です

今回の施工事例「伊勢の家」いかがでしたか?

今後も施工事例は定期的に配信予定です。どうぞみなさまの家づくりの一助としてお役立てくださいませ。

《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します
この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

Contact

Catalog Present資料請求

Visit Reservation来店予約