Vol.076_津市

風の広縁 邸

MESSAGE FROM 山下和哉(建築家)

この敷地で生まれ育ったUさんの住宅の建て替えです。
戸建分譲地の一角で南側にT字路、
東北西側は住宅が建っていて、
やや南斜面の日当たりの良い敷地です。


Uさんのライフスタイルは、はっきりと定まっていて、
われわれの作業は、その暮らしをそのまま素直に
建物の形に置き替えることでした。


縁側とつづきの間で座って子供たちと過ごす。
タタミの部屋で卓袱台を囲み夕食をいただく。ふとん敷きの寝室。
そして夏は縁側のはきだし窓をあけ南風で涼をとり、
冬は太陽の暖かさを受ける。などなど。
日本人の日々の暮らしを支えている、
日本家屋が持っている構成要素を使用しつつ、
それを少しばかりシンプルな形に置き換えようと思いました。


その結果、大きな屋根がかかった、
南面に開放的な窓のあるワンルームの住まいが
出来上がりました。
この屋根の下で家族が和み、友が寄り、
おだやかな暮らしがいとなまれることでしょう。

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