Voice

お客様の声

新築住宅

建築家・スタッフの声

a Line 邸 高橋吉昭(建築家)

Vol.048亀山市a Line 邸

Message from: 高橋吉昭(建築家)

a Line 邸 高橋吉昭(建築家)

『こう、1本道路から線を引いてさぁ、その線の内側に、こう空間を展開させてくと面白いと思わない?』『ふーん、』なんて、会話が交わされたのが5年前である。場所はファミレスにて、プレイスマット(テーブルに置いてある紙製のメニュー)に感じたままの線と、感じたままの言葉が踊っていく、多少興奮した僕に当時の彼女(現在の妻)冷ややかな対応…。なぜに僕が興奮していたかと言えばその数時間前に見た敷地のせいであった。

 

亀山市 住宅Mさんとはイベント会場(正確な日にちは忘れてしまったが...)
四日市港ポートビルでお会いして、その時の印象が深く残っていて、『いつか一緒に仕事をしたい人』でした。そして時間が経ち正式にお仕事をご一緒させて頂く日が来たのでした。一緒に土地を見に行き簡単なヒアリングをしたのですが、僕のなかにはもう、あるカタチが出来ていたのでした。そのカタチとは僕が妻との会話のなかですでに現れていた1本の線でした。

 

亀山市 住宅Mさんからのご要望はこんな感じでした。『西側の池(上池)・周囲の樹々の眺望を確保。将来的にリビングを開放した店舗(雑貨店)に出来るように。シアタールームが欲しい。素材は自然素材が良い、変化(経年)が現れるように。薪を確保出来るあてがあるのでリビングに薪ストーブが欲しい。』普通のヒアリングで出てくる、部屋数や帖数ではなく自身が欲しい空間が明確に提示されました。

 

 

亀山市 住宅ヒアリング内容と土地から受け取ったカタチを基に設計を進めて行きました。打合せの度、僕の提案をMさんはいつも誉めてくれます。こちらとすれば誉められる程に『もっと良いアイデアを!』と思い、時間の余裕もあったことから設計に2年も掛けてしまいました...。

 

 

 

亀山市 住宅設計が完了し請負見積りがでた頃、打合せに女性が加わりました。聞けば婚約者とのこと。金額のオーバーにも動揺することなく、更には『2人でローン組めばイイじゃない!』と。
涙がでました。彼女の一言で計画が一気に進み、地鎮祭→着工→竣工となりました。
今更ながら、女性には勝てないと思ったものです。

 

引き渡しの日Mさんから『終わってしまうのが寂しいです』と仰って頂きました。またまた、涙しました。設計も工事も終わりましたが、Mさんご家族の生活は始まったばかり、新しい家族の始まりの空間をご提案させて頂いたことを、本当に嬉しく思っております。
そして、『ココ』から始まる新しい生活に幸多いこと、陰ながらお祈りしています。本当にありがとうございました!
たまにはお邪魔しちゃいます!

Contact

Catalog Present資料請求

Visit Reservation来店予約