Vol.101_ 鈴鹿市

石薬師の家 邸

MESSAGE FROM 服部信康(建築家)

今回設計監理させて頂いた I 様の石薬師の家の敷地は、大型のトラックが頻繁に行きかう国道沿いに面していてかつ、接道道路の幅員が狭く行き止まりという場所でまた、既存宅の建て替えという厳しい環境でした。
そのため、騒音や隣家・国道などの視線を考慮しながらも、I様のご家族が環境に負けない快適さを持つ豊かに暮らして頂けるプランを提案させて頂きました。


周りの環境やプラン・コストなど考慮しながらプランを提案して、I様と前田さんと私たちでゆっくりと優先順位を決めながら一つ一つ考えながら進めさせて頂きました。計画中には出産もありお会いしてから3年近くかかりましたが、問題が発生してもご主人のポジティブな考えと大らかで寛大な奥様と的確な前田さんとで解決をして前に進んできました。
この3年が全然大変ではなく、楽しい時間であっという間でした。


ご主人の前向きで明るい人柄、何が起きても大らかで受け止められる奥様、その家族に似合うようにと設計が始まりました。
いくつかの過程を経て最終的に、将来的に変化できるような可変的な大らかでシンプルな総2階建てのプランになりました。


一階にはトレーニングルーム・寝室・子供部屋と水周りという個の機能をまとめ、2階にはリビング・ダイニングキッチンとご主人の書斎がマンガシロの突き板を張った天井高2900mmという大らかな空間と時間の変化にも受け止めれる質感を選び、いつも家族の気配が感じられるような空間に設えました。
それぞれの個の空間を持ちながらも、どこか家族の気配が感じられるような空間になったと思っています。


この石薬師の家にかかわることで前向きに楽しく住むことの大切さを再認識した住まいでした。
I様との出会いに感謝し、前田さんをはじめ現場の北野さん・職人さん家作りにかかわった方々にお礼を申し上げます。

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