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今月のコメント

Vol.23は、三重県津市久居に家を建てられた、「野村-S邸」邸のお客様からのメッセージをご紹介します。

 
 

この家に引っ越してから半年たちましたが、いまだに新鮮味があります。
床にすわっているだけでも家の雰囲気につつまれることが心地よいと感じることができます。
デザインとはそういうものなのかなあと感じます。

 
 

私たちが新築しようと考えたひとつの理由に妻の右手のリハビリがあります。
妻は5年前の出産時に脳梗塞でたおれましたが、幸い命に別状なく右手足の軽い後遺症ですみました。
私たちの新居は実家の母親の世話にならずにすべての家事をこなすことが一番のテーマとなりました。

 
 

はじめはハウスメーカーにお邪魔しましたが、家のつくりの制約が多く、規格の中での選択しか選べない ことから満足のいく家の形にならずに悩んでおりました。
そんな中、『ASJの建築家展』に軽い気持ちで行き、前田さんと石丸先生に出会いました。
予算も土地も決まっていない中でも相談にのっていただき、無理なく実現できること、 不安に思わずに進めれることを実感として感じました。 まさに求めていたものに出会ったと思いました。

 
 

誰にでも「家」は一生で1回の大きな買い物です。
頭の中にはいろんな思いが詰め込まれてぎゅうぎゅうづめ でしたが、一つ一つ整理いただき、優先課題の形を見出していただきました。 素人の私たちの要望だけでなく、不必要なもの、また本当に大事なものについても教えていただきました。 今思うと、要望通りにすると非常に使いにくい家になってしまったのだと思います。
また、設計段階から細かな配慮をしていただいたことに、できた後でびっくりすることも多かったです。 たとえば、右手が不自由な人が降りる階段の手すりなので左側にあり、降りるときは右回りで降りやすい。 また、玄関の開き方は左手で引っ張るので開きやすく、シンクの蛇口の位置は右側にあり、左手が自由に動かせる。 などなど、家が完成した後で気づかされたいろいろな気配りに、感動すらおぼえたほどです。

 
 

監督さんである川島さんには、素人の目から見たような不安点に対して丁寧につめいいただくことができました。 大丈夫であることを実感しながら見守れたことで、施主が間違った判断をすることもなく、安心して任せることができました。
また、建設予定地の裏の工場からの目線と匂いをさえぎるための相談をしたところ、大きな塀でも工場が影で暗くならないように、 図面ができる前からいろいろな案について説明いただき、私たち素人にとっては不安な部分を解消していただきました。

 
 
 

棟梁や大工さんはじめいろいろな方々にお世話になり、皆さんのお力で私たちの新しいスタートが切れました。 ここに住んで半年、いろいろな課題に真正面から取り組む舞台として、まさに地に足のついた「生活」がおくることが できています。 今後も様々な人の暮らしを形作る夢のあるお仕事をがんばってください。ありがとうございました。

 
 
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